X-Reproxy-URL ヘッダとは認証のかかった画像ファイルなど、特定のユーザーしか見えないようなファイルを出力したいというような状況で威力を発揮する仕組みです。

このモジュールはそのヘッダをlighttpdで使うことを可能にするモジュールで、mod_fastcgi や mod_proxy から
   X-Reproxy-URL: http://example.com/image/sample.jpg
と言うヘッダを返すだけで、lighttpd がそのURLを取得し、コンテンツを置き換えてくれます。

例えばPHPだと
   <?php header("X-Reproxy-URL: http://example.com/image/sample.jpg") ?>
と書くだけでこの画像ファイルが出力されるようになります。

通常PHPだけで画像ファイルを出力しようとすると、画像ファイルを取得し、ウェブサーバーにそれを返すまでPHPの1プロセスが埋まってしまいます。
しかしこの機能を使用するとヘッダを返す間しかPHPプロセスは占有されずより多くのリクエストをさばくことが可能です。
とくに lighttpd のようなノンブロッキングな非同期IOを使っているウェブサーバーの場合は特にこのような処理はウェブサーバー側に任せてしまうと大変効率的になるでしょう。

インストール方法や設定項目は配布サイトのドキュメントを参照ください。